【建築データ】延床面積:134.45㎡(40.67坪)
施主であるA様と当社との出会いは数年前。ご実家の増築工事を担当させていただいた時にさかのぼります。その後、A様ご自身が自宅を新築することとなり、木造ハウスメーカーとの比較検討を経て、ご依頼いただくことになりました。
A様のご希望としてあったのが、「耐久性があり、将来のメンテナンスコストがかさまない家」。そのため、半永久的に劣化しないタイルを外壁材として採用。また、瓦屋根や御影石の玄関タイルも同様に高い耐久性を誇ります。さらに、当社の提案により長く出した軒は、雨や直射日光から外壁を守り、建物をいつまでも美しく保ってくれます。
完成した自邸をご覧になられたA様のご感想は、そのどっしりとした構えに思わず「無骨な印象ですね!」。外観とともに、木の質感の豊かなLDKがお気に入りとのことです。
長く住み継ぐことを考えて、耐久性に富んだ寄棟屋根の日本瓦葺きに。また、長く出した軒が印象的な外観です。
1200ミリある軒は外壁を直射日光から保護し、また、サッシ廻りの雨漏りを防いでくれます。
また、エアコンの室外機や給湯器も雨などから保護してくれるので、機器の寿命が延びることにつながります。
木目の引き戸と桧の磨き丸太がアクセントの玄関。黒いタイルの外壁に木調の片引き戸と磨き丸太を合わせました。
あえて色や素材感の異なるドアを選ぶことで、外観のアクセントにしています。
玄関ドアは外壁に沿ってスライドするタイプの片引き戸です。
そのため、内側は壁面の有効活用ができるのが特徴。
また、風で突然閉まったりしないため、風の強い地域にはおすすめの玄関です。
玄関タイルは、重厚感のある仕上がりの御影石張りです。テラスともつながり、広々と使えます。
玄関まわりをいつもスッキリと保つことができる、家族とゲストに動線を分ける玄関です。
家族用に設けたシューズクロークには、靴以外にも傘や雨具、コート、ベビーカー、自転車、アウトドア用品など様々なものを収納できます。
平屋ならではの高さのある勾配天井、その空間に梁が掛かる姿が印象的なリビングダイニング。
気持ちの良い開放感にあふれています。
梁の素材は集成材ではなく、厚さ150ミリ×360ミリの無垢の杉材です。
木の香りに癒されるLDKとなりました。
奥様ご希望により、ペニンシュラ型(一方を壁付け)に配置された対面式キッチン。
フルフラットの天板は見た目がオシャレで開放感があり、掃除が楽なのも特徴です。
フルフラットの天板のもう一つの特徴が、家族みんなでお料理したり配膳できるところ。
お子さんも率先してお手伝いできそうです。
キッチンの天井は掃除のしやすい岩綿吸音板。
中性洗剤で汚れをふき取ることができ、お手入れが簡単な天井材です。
和室の特徴は、多目的に使えること。
座卓を置けばダイニングや書斎、勉強部屋。座椅子を置けば客間に。その他、子供部屋にも寝室としても使えます。
そのため、ライフスタイルや将来のことを考えて、ずっと使い勝手のよい配置や広さにするのが和室のポイントです。
大勝建設では和室の鴨居・下敷き・廻り縁・天井板はすべて桧か杉の無垢を使用しています。
3畳のコの字型のウォークインクローゼット。
左右の棚に加えて、奥の壁にも収納を設けるレイアウトなので、収納力は十分。
ゴルフバッグやキャリーケースといった場所を取る荷物も、ここにスッキリと収納できます。