【建築データ】延床面積:116.97㎡(35.38坪)
それまでお住まいだった社宅でお子様が生まれ、いつかは手狭になることを想定されたのが、家づくりのきっかけ。建設地については、ご実家との距離や通勤の利便性、そして理想的な家づくりが可能か?などについて当社とともに検討を行い、決定されました。
施主であるF様が望まれたのは、「地震に強い安全・安心な家」。地域産の木材を使った家づくりの良さを活かしながら、構造的な要所には最新の工法を取り入れる私たちとして、理想的なご依頼でした。また、F様のお母様のご実家が関市上之保の弊社からもすぐの所。その実家を建てたのも大勝建設だったことから、安心してご依頼をいただいたのかもしれません。
プラン作成、そして設計段階におけるF様のご要望は、日々の暮らしの使い勝手に関すること。ランドリールームからの動線や、畳コーナーの設置、またキッチンにはガスコンロを採用することなど、さまざまなご希望を取り込み実現。そのこともあり、F様からは「とっても住みやすい良い家になり、感謝しています。外出しても、子供が早く自分の家に帰りたがるくらいです」とおっしゃっていただけました。
外観の壁は白をベースに。塗り壁の家の雰囲気が好きでご検討もされましたが、お手入れのことを考えてガルバリウム鋼板を採用。
玄関まわりにはアクセントとして無垢の板を。将来のメンテナンスを考慮して1F部分だけに。
もともとあった土地の高低差を活かして、建物の下に収納スペースを作りました。車のタイヤや自転車などを置くことができます。
また、スキップフロアーを物干しスペースとしました。
お庭は芝生にしてお子様と安心して遊べるスペースに。家庭菜園にも挑戦されたいということで、園芸用の土も入れました。
リビングに直結したウッドデッキはご主人の強いご希望で実現。
プラベートな空間である玄関と、外部との接点であるインターホンやポストとの距離を保つため、門柱は道路際に。また、ポストは屋根の下となる位置に設置しました。
リビングルームと畳コーナーは、広々と使えるようフラットに。キッチンからも良く見えます。
キッチンとダイニングテーブルは横並びの、家事が楽な導線です。ダイニングテーブルを作業台の代わりに使えるのもメリットです。
キッチンの奥には広いパントリーもあります。
ダイニングテーブルの横にはオリジナルの作業台を設けました。宿題やパソコン作業もここで。
日当りの好い南西の角(スキップフロアー)にランドリールームを設けました。
洗濯をしたあとはここで干しっぱなしにすることもできるよう、風が通り抜ける窓を配置。
カウンターでは洗濯物を畳むことができます。
2Fのホールにスタディスペースをつくり、オリジナルの本棚と机を造作しました。
集中しながらも家族の気配が感じられるスペースです。
和紙でできたクロスと無垢の木に囲まれた癒しの寝室。
和紙クロスはビニールクロスより少し割高ですが、珪藻土等に比べると安価です。原料は天然素材なので調湿効果があり有害物質もありません。照明の明かりも柔らかく感じ、手触りも心地良いです。紙なので時間がたつにつれて風合いが出てきます。
杉の表面を圧密加工した床材です。肌触りが良くあたたかみがあります。傷には弱いので2Fだけとしました。
1F床は無垢のナラ材です。
玄関にはオリジナルのシューズクロークと、ゴルフバック用のスペースもあります。
黄色のアクセントクロスによってトイレ全体が明るく見えます。白い円形の手洗ボウルと淡い黄色により、優しい印象のトイレになりました。カウンターは桧の一枚板を使用しています。